――あっ。
ちょっとだけいじめすぎちゃったかな。
でも、これも想定内。
私はすぐに一歩近づいて、ぎゅっと抱きついた。
「ふふっ、冗談だよ?」
「……っ」
すると、蒼くんは苦しそうに、けれど、心の底から安堵したように息を吐き、私を抱きしめ返してきた。
縋るように。
全身で、「失いたくない」って叫んでるみたいに。
「……いやだ」
「ん?」
耳元に落ちる震える声。
口元を緩めながら次の言葉を待つ。
「絶対……別れたくない」
かすれた小さな声。
まっすぐな依存が、胸の奥にぞくりと響く。
私はにっこり笑って、スリッと頬を寄せてくる彼の柔らかな髪を撫でた。
あなたは私の思い通りに動く、可愛い可愛いお人形さん。
私が飽きるまでは。
ずーっと、側にいてあげる。
だから。
飽きさせないでね。
ずっと、面白いままでいて?
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