(死)神の真似事

もう一度、妻の笑顔が見たいがために犯した罪。

柊木 湊

9分 (5,000文字)
超・妄想コンテスト『人形/ぬいぐるみ』参加作品。(2025.10.12.)

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あらすじ

【あらすじ】  千葉県長生郡の森の中に遺棄されていた女性の遺体。  二日後、被害者の夫である木葉匠が自首をした。  妊娠していた妻を、妊娠していなかったと供述する夫。  そこから事件の紐が解かれ、神の

目次 ・ 全1エピソード

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感想・レビュー3件

現代版フランケンシュタインの悲劇

ゴシック小説『フランケンシュタイン』に登場するモンスターは、この世に生を受けたときから、人から”恐怖”とみなされ、排除されてしまう。これは『悲劇』以外のなにものでもないと思います。 本作『(死)神の真似事』は、そんな悲劇を、静かな祈りと共に現代に蘇らせた作品ではないでしょうか。 医療や科学の発達によって、人が神の領域に触れようとしたとき、そこに生まれるのは「奇跡」ではなく「理不尽を背負わされた創造物の孤独」。 「生命倫理」への問いと、創造はときに悲劇を生むがゆえ、責任を伴うものだということを再認識させられる、深くいて美しく上質な物語だと感じました。 理不尽に晒された命たちが、せめて創造
ネタバレあり
・1件・1件

相変わらず

ご自身で決められたのであろう、文字数で起承転結が描かれていて、素直に感動しました。 …ホラー作品に感動も変な話ですが。 詳しいレビューはひびきさんにお任せします。 あたしは莫迦だから、ありきたりな事しか書けません。 殺人事件から始まり、犯人の自首、自白と息もつかせぬハイスピードの展開は、一瞬を切り取る事に長けておられる湊先生ならでは。 あたしも次が気になって、『次頁』を夢中で押していました。 クライマックスシーンは一瞬映画「エイリアン」の第一作を見た時のような、恐怖と感動を同時に覚えました。 今回も素晴らしい作品に出会わせていただき、ありがとうございます。 次作も期待してしまっているあたし
ネタバレあり
・1件・1件

くり糸に操られる読書体験✨

『(死)神の真似事』拝読しました。 淡々と三人称で書かれているのに、この抑揚、緩急、煽ってるわけじゃないのに、恐怖心が煽られる、すごい作品でした。 森のなかに遺棄されたご遺体から、加速度的に結末まで持っていかれ、そのうえリアリティーが強くて、ほんとうに映画化しても売れると思います。 あらすじにプロローグとありますが、湊さんの作品はいつも、鮮烈な印象を受け、どの作品も長編小説にできるだけの作り込みがあります。 今回も5000文字ぴったりで抑えていますけど、その内容は10万字に匹敵する情報量で驚かされますね。 妄想コンテスト『人形/ぬいぐるみ』の応募作品ですが、私は初めて『人形』という単語が出て
・3件・1件

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その他情報

公開日2025/10/12

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