『紺さんと初めてだらけのハロウィン』🎃

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『紺さんと初めてだらけのハロウィン』🎃

紺さんがあやかし界から戻ってきてから初めての秋がやってきた──そして今日はハロウィン。 と言っても、平日のため、私はいつものように会社で残業中だ。 (んー、ちょっとこの黄色、明るさ抑えたいんだよなぁ) ここ最近の私は新規で立ち上げた、ラメが入った色鉛筆の企画をしているのだが、なかなか思う通りの色と形を決められずにいる。 「形も六角形よりはラメも入っているし、五角形……?」 (でも握りにくい? あー、難しいな……) 私は唸りながら暫しパソコンとにらめっこしていたが、顔を上げるとうんと伸びをした。その際、目の端っこに見えた壁掛け時計がもうすぐ二十時をすぎそうになっていることに気づく。 (わ。大変……夢中になってた……!) (二十時には帰れるって言っちゃったのに) 私はあわててパソコンをシャットダウンする。 そしてまだ残っている同僚と先輩に挨拶を済ませると事務所を飛び出し、まっすぐに自宅へと向かった。

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