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拓斗は、指を蠢かせながら、ベッドの上に転がされた制服姿の玲に迫った。
「会いたかったぜぇ、ナオミ。可愛がってやっからなぁ!」
「やっぱりダメ! やっぱりやめる!」
「ウフフ。いくら叫んでも、助けは来ないぞ」
「秋也のバカぁ!」
そうするうちに、玲の上に拓斗が跨ってきた。
後ろ手に、手錠をかけられているのだ。
(乱暴にされると、きっと痛いよぉ……)
想像した玲は、固く目をつむった。
しかし拓斗は、驚くほど紳士的だった。
ゆっくり唇を重ね、慈しむようについばんでくる。
それを、繰り返すだけ。
不思議に感じた玲は、自分から舌を伸ばしてみた。
すると拓斗は、ためらうように、そっと触れてきた。
そんな優しいキスの後、彼は小さくささやいたのだ。
「ナオミ。俺の名前、呼んでくれないか?」
「……拓斗」
「もっと」
「拓斗……拓斗……」
後はただ、優しく優しく制服の上から体を撫でるだけ。
せっせと制服を脱がせるのは、専ら秋也だ。
(拓斗、どうしたのかな。それに、ナオミ、って誰だろう……?)
玲が考え込む間、拓斗はひたすら甘い甘いキスを続けた。

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