始まり

7/22
前へ
/33ページ
次へ
「うわーーッッッ」 一馬の声が響く。 「おい大丈夫か!!?」 木の板を離し、陽大が叫ぶ。 木の板を支えきれず足の上に板を落としてしまった。「ア゙-痛ッッッテーーー」 「一馬!!一馬!!!」 陽大が一馬の名前を何度も呼ぶ。 一馬の意識はないらしい。 陽大「おい卓也!一馬を運ぶぞ!!」 (はぁ?‥運ぶ?) 陽大「こっち来てくれ!」 卓也は倉庫の中を覗いた。 (‥‥そんな‥血が‥) 一馬の頭から血が出ていたのだ。 卓也は急いで倉庫の中に入り陽大と一馬を抱えた。 一馬の体は卓也や陽大より大きいため運ぶのはかなり苦労した。 保健室はその日たまたま開いていたみたいだ。 一馬を引きずりながら保健室についた。 陽大「先生!コイツ頭から血が!‥」 陽大が保健の先生に焦りながら言う。 先生「わかった。少し出てて!」 陽大と卓也は保健室から出た。陽大と卓也は保健室の前で待っていた。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加