始まり

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しばらくして保健室から先生がでてきた。 「大丈夫よ‥‥櫻田君は怪我をしていなかったわ‥。」 卓也「え?‥でも‥一馬は頭から血が!」 卓也は驚きを隠せないでいる。 陽大「詳しく聞かせて欲しいのですが‥」 先生「わかった‥さぁ入って」 二人は保健室に入り一馬が寝ているベッドの傍までいった。 先生「これを見てほしいの。」 卓也「なんだこれ!!」 陽大「これは‥これはなんなんですか?」 二人が驚いたのも無理はなかった。 なんと一馬の体のあちこちに無数の手形がついている。 一馬の体は痛々しいアザだらけだった。 先生「さっき目を覚ましたわ。とりあえず‥、また目を覚ましてから聞くことにしましょう。 問題はまだあります。」 卓也「‥頭に付着していた血のことですね?」 先生「ええそうよ。 櫻田君の血じゃないとすると‥櫻田君と誰かが争ったことになる。 でも櫻田君の傷は物凄く不自然にできたもの‥ 争ってできたものでこんなことありえないわ‥」 陽大「確かに‥ 血が誰のものか調べることはできますか?」
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