始まり

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先生「これが事件だとすると大変よ‥ 学校内で起きたのだから学校に危険が迫ってる。 調べる必要があるわね! 私は準備したら行くわ! あなた達にここの鍵を渡しておくからちゃんと戸締まりしてね。 ところで女の子もいたけど一緒に行かないの?」 陽大「女の子もって‥誰か来たんですか?」 先生「え?‥あなた達保健室の前にいたんでしょ?」 卓也「誰も通ってませんでしたよ‥なあ」 陽大「あぁ。廊下に人の気配すらありませんでした。」 先生「‥‥。」 卓也「どうかしたんですか?」 先生「いえ‥何でもないわ‥。 じゃあいろいろこの血について調べてくるから一馬君を見ててね!」 先生は小さな袋に詰めた血のついたガーゼを二人に見せる。 陽大「こっちは任せてくださいよ!」 先生がニコッと微笑んで保健室を出た。 卓也「気にならないか?」 陽大「あぁ‥保健室に来た女の子の話だろ?」 卓也「そうだ‥」 陽大「確かに変だ‥女の子なんか来なかったし、誰も来ちゃいない。」 「う゛ぅー」 卓也「一馬!」 二人は一馬のベッドに戻る。 しかし二人は思いがけず、立ち止まった。 そして目にする。
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