猪さんと初詣♪

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「瑠璃遅いよ〜」 「なんで良くんいるの?」 「だって猪さんと初詣なんて羨ましいじゃん? だから待ち構えていた。俺も猪さんの飼い主なのに、マンションだから猪さん入れられないし……」 「ブヒブヒ!」  良お兄ちゃんを見た猪さんは分かりやすく喜んで、良お兄ちゃんに鼻をこすりつけている。 「あはは! 猪さん、くすぐったいよ!」 「……猪さん、喜び過ぎじゃない?」 「なんだよ翡翠、焼きもちか? いいじゃん。猪さんだって良くんには、たまにしか会えないんだから」 「ふうん……」  僕は良お兄ちゃんに近づいて良お兄ちゃんの手を握る。 「良お兄ちゃん、一緒に行こ!」 「え? いいよ! 翡翠くんなら歓迎だよ!」 「翡翠……何して……」  瑠璃お兄ちゃんが分かりやすく慌てている。瑠璃お兄ちゃんだって、猪さんが他の人に懐いていたら焼きもち焼くくせにさ。僕だけなんて言い方して。だから、極度のブラコンの瑠璃お兄ちゃんに仕返しをする。 「良お兄ちゃん、おみくじも一緒に引こうね」 「そうだね。猪さんの分も引いちゃうか!」 「翡翠〜」  泣いている瑠璃お兄ちゃんの横でお母さんが呟いた。 「やっぱり翡翠は、ちゃんと瑠璃の弟なんだねぇ」  何のことかは分からないけど、きっとこれから教えてくれると思う。泣いてる瑠璃お兄ちゃん見たら、僕はちょっとだけスッとしちゃったんだ。 二月に続くよーー!

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