エスカレーターは黄色い口を開いて

エスカレーターって、人間を食べようと口を開いて待ってるんだって

未苑真哉☕新刊『謎解き〜』発売中&治療中

4分 (2,289文字)
今でも、エスカレーター乗るのが怖いです⋯⋯

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あらすじ

ホラー短編賞:「身体」にまつわるホラー応募作 「エスカレーターを降りる時に間に合わないと、終点の隙間に引きずりこまれちゃって、足が食べられちゃうからね」

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目次 ・ 全1エピソード

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感想・レビュー2

記憶が呼び起こされました

未苑さんの作品は、忘れてた私の記憶を呼び起こす――そんな印象を抱いてきた。 この作品も、しかり。 子どものころ、エスカレーターに乗るのが怖かった私。いつも父とタイミングと合わせてたのに、一度、乗り遅れてその場に立ちすくんでしまったことがあった。一人でフロアを上がることになってしまった父が戻ってきて、一緒に乗り直してくれた記憶。鮮やかによみがえった。 そして後半。今度は母。私が3・4歳だったころ、母の髪が家に打ち付けられてしまい、身動きできなくなる夢を見た。動けない母と、動ける私。なんの比喩なのか深層心理なのか分からないけど、子どもにとって恐怖の夢だったことを、これまた鮮やかに思い出した。 不思
ネタバレあり
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未苑真哉氏の魅力を短時間で味わえる傑作!

 エブリスタ出身のプロの作家として順調に活躍している未苑氏の作品の魅力を短時間で知ることの出来る傑作SS。  エスカレーターという身近な存在を恐怖の舞台にする発想力に加え、未苑氏は文章が抜群に文学的である。  大衆娯楽小説のようにスムーズに進まず、逡巡を繰り返す。この人の作品の特徴は、純文学特有の技巧を凝らした文章で、大衆娯楽的な青春ストーリー、ミステリーを見事に展開するところに真骨頂がある。  この作品の場合、凡百な作家の筆だと、単なる事実の羅列に終わり、 「あっ、そうでしたか。怖かったですね」 と終わるところを、主人公の子どもの心理描写と情景描写を、交互に、あるいは絡ませながら書き進め、読
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公開日2025/12/31

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