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ジャリリ、ジャリリ
(舞子先輩、来ましたよ)
ジャリリ、ジャリッ
(先輩も出てきてください)
しかし境内には僕の足音しかしなかった。周囲はすっかり闇に包まれた。僕は舞子先輩にからかわれたのだろうか……。
その時、一陣の風が吹き抜けた。空一面に広がっていた雲は吹き飛び、光り輝く満月、眩いばかりの星たちが現れた。
「イッツ・ショータイム!」
「!!」
拝殿の横から艷やかな声が聞こえてきた。舞子先輩だ。
〽来てくれたのね〜♪
「もちろんだとも」
〽ありがとう〜♪
「どういたしまして」
〽嬉しいわ〜〜♪
〽僕もだよ〜♪
僕と舞子先輩はどちらともなく近づき、そして手を取り合った。
〽あなたと歌いたかったの
〽君と踊りたかったよ
〽初めて会った時から〜
〽こうなる予感はしていた〜
〽さあ始まるのね
〽2人のカレイド・ナイト!
僕のリードで舞子先輩が踊る。歌う。くるくる回る。空には万華鏡のような星空。観客は神々、そして亡者たち。
思う存分楽しんでくれ。惜しみない喝采をーー!

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