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その聞き慣れた声と、僅かに視界に入った蜂蜜色の髪に弾かれる様に顔をあげる。
「………ジェ…イド…」
そこに居たのは、最後に会った時よりも美しく、可憐になっていたジェイドだった。
「ジェイド!!!」
叫ばれたと同時に、視界が大きく歪み、ジェイドは目を見開いた。
「なっ…!!!」
何とピオニーは有ろう事かジェイドを抱え込み、扉へと駆け出していたのだ。
「陛下!!!」
皆の叫びも通じず、ピオニーとジェイドはその場から消えたのだった。
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