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海に着き、乗って来た自転車を堤防に停めてサーフボードを片手に持ち砂浜に向かって歩いて行く。
《何だろう…すごくドキドキする…ここの海は初めてじゃないのに…》
美海に何とも言えない緊張感が走った。
波打ち際まで行き、サーフボードを砂浜に置き準備体操をしていると後ろから声をかけられた。
『おはよう。もしかして、昨日の晩あっちの堤防から海を眺めてた子だよね?
ココでは見ない顔だけどどこから来たの?』
そう、声をかけてきた相手は昨日堤防で星を見上げていた《伸幸》だった。
伸幸は昨日の晩に海を見に来ていた美海を覚えていて、朝から海に入ろうとしていたので声をかけたのだ。
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