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『あっ……おはようございます。
昨日堤防にいた方ですか？
ｱﾀｼ、地元はこっちじゃないんですｹﾄﾞ毎日海に入りたくて昨日こっちに引っ越して来たんです。』
そう言う美羽に伸幸は優しい笑顔で
『ｵﾝﾅﾉｺでやけに気合い入ってるじゃん。
俺は伸幸！ずっとここに通ってるんだ。
ﾖﾛｼｸね！名前は？』
と問い掛けた。
自分の名前を言ってなかった美海は慌てて
『あっ！ｱﾀｼは美海です。
まだﾃｲｸｵﾌ位しか出来ないから色々教えて下さいね！
昨日来たばかりでまだ友達も出来てないし…』
と自己紹介した。
『美海ﾁｬﾝね！ﾖﾛｼｸ！
俺もそんなに上手くないけどわかる事は教えるね!!』
美海が笑顔で言ったので、思わず伸幸もこう言った。
伸幸の一言で更に明るい顔になった美海は
『わぁ、ありがとうございます!!独学じゃ上手くなんないし、助かります!!』
と答え、
《ｶﾅﾘ親切な人だな。初めてのこっちでの友達がこの人でよかった…》
と考えていると伸幸から思いがけない一言が……
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