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美海は朝一の1ラウンドを終え、一度部屋に帰り仕度をすませ待ち合わせに間に合う様に再び海へと自転車に乗った。
堤防に着き、ぼぉっと海を眺めていると後から
『美海チャン、お待たせ!!』
と伸幸に声をかけられた。
その声に反応し、後を振り返ると伸幸の隣りにもう一人オトコノコが立っていたので美海は軽く会釈した。
『美海チャン。こいつ俺の幼馴染みで親友の悠志<ユウシ>。見た目軽く見えるケド、ホント軽いんだ(笑)
あっ!でもサーフィンはカナリ上手いから悠志に色々教えてもらいなよ。
悠志は美海チャンに手出しちゃダメだよ!!』
そう伸幸が悠志を紹介すると美海も
『悠志クン、初めまして美海です。サーフィンいっぱい教えて下さいね。』
と笑顔で自己紹介した。
『見た目軽いってどう言う意味だよ(笑)
美海チャンってカワイイね。彼氏いるの?俺でどう?なんてね。こちらこそヨロシク。一人暮らし危ないから何かあったら何でも言ってきなよ。海も一緒に入ろうね』
と軽そうだが思いやりのある一言をかけてくれた。
『オイオイ、言ってるそばからナンパするなよ。』
とたわいもない会話をして、お腹も空いて来たので3人で近くのハワイアンカフェ《ラニ》に行く事にした。
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