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2年前
当時美海にはサーファーの彼がいた。
最初は一緒に海へ行き浜辺で彼を待っていただけだったが、ある日の夏の日、いつもの様に浜辺に座って海を眺めていた美海は、海へ入って行くサーファーを見て
『気持ち良さそう…波に乗るってどんなカンジなんだろう…何か待ってるだけってツマラナイ』
と思う様になり彼に
『美海もサーフィンしたい!!』
と言って彼をビックリさせたのだ。
すぐさまサーフボードやウェットなど揃え、サーフィンする為に週末海に通う様になって行った。
もちろん、その間に車の免許も取りに行った。
しかし、その彼とは次の年の冬に別れてしまったが美海にサーフィンをする'キッカケ'を作ってくれた人だ。
彼と別れた事で一時期はサーフィンする気力もなかった美海だった。
そして美海が初めてサーフィンを始めた夏から1年が過ぎ、寒い季節も終わりに近付いたある日、とんでもない事を思い付く…
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