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女の子目線
「大好きだったよ」
その言葉を喉に詰まらせながら数年生きてきた。
貴方に伝えたかった言葉だけど
貴方に伝えたくない言葉だった。
貴方と最後に会ってから数年が経った。
今日は成人式だ。
朝から眩しい日差しが私を照らし
まるで励ましているようにも思えた。待ち合わせをしていた友達と落ち合い会場へと向かう。
人が多い中、
私は無意識に彼を探してしまったのだ。
人が大勢いる中、彼だけが特別に見えた。
あの頃の変わっていない笑顔を見て
私はなぜか嬉しくなった。
ぱちっと目が合う。
私は目線を逸らしてしまった。
一目見れただけで嬉しいのに
彼は私のそばへと歩いてきてくれたのだ。

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