ホシの恋
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オレは笑った。 「十分だろ」 その瞬間、導火線が鳴った。 ドン。 世界がひっくり返る。 「行くぞォォォ!!」 筒を飛び出し、オレたちは一気に夜へ撃ち上がる。 風が唸る。 地面が遠ざかる。 月が近づく。 「兄貴、右から風きてます!」 「軌道ズレてる!」 「三度修正!」 上昇しながらオレは必死に考える。 真正面からいくか? いや、少し下から見上げる形のほうが映えるか? 角度、大事だ。第一印象だぞ。 「兄貴、もうすぐ最高到達点!」 時間が、ゆっくりになる。
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