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本棚に追加私の案がすんなりと通った所で早速各々ノートパソコンを開き仕事を分担しそれに取り掛かった。
───それにしてもミーティングして直ぐに私の案が採用されちゃったけど二人はどんな案考えてきてたのかな…。それとも見えない力が働いたとか…克也さん?
カタカタとパソコンに向き合っている克也さんにチラリと視線を向けてみるが克也さんは黙々と画面に文字を打ち込んでいるだけで真相は読み取れなかった。
───私の為に克也さんが気を回してくれたのならそれはそれで勿論嬉しい事ではある。だけど今回のこのアイシャドウパレットは企画から完成迄
忖度無くやり抜きたい。今夜会った時に聞いてみよう。
「あ、酒井さん。来週の関係部署へのプレゼン用に使えそうな試料幾つかそっちに送るから良かったら見てみて。」
サラサラな髪を揺らし爽やかな笑顔でそう話し掛けてきたのは水原君だった。
「水原君ありがとう。助かるよ。あれもこれもで頭の中大渋滞だから。」
「マジ?それは俺も嬉しい。じゃあ今度奢られよっかな〜なんて。」
「分かった。」
「冗談だよ。」
「焼き鳥で良い?」
「え…うん。サンキュ。」
「何だ何だ〜?水原〜俺の仕事も手伝ってくれよ。」
水原君との会話を目の前で聞いていた克也さんが口を挟んできた。
「あ、勿論です!国木さんの分の試料も集めて送りますね。」
「ははは。冗談だよ。真に受けるな。水原は自分の仕事と緑山君の仕事も見てあげて。」
「はい。分かりました。」
───ふふ。冗談が飛び交うこのチームの雰囲気良いな。え…。
克也さんと水原君のやり取りを微笑ましく眺めていた私の視線の中に少しムッとした表情の克也さんが私をジッと見つめていた。

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