気持ちの異変

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「うん、とりあえず!反省文書いて提出。」 先生に言われた言葉。 すごい適当。 担任は適当な人だと私は思った。 「…書いた?」 高橋が、そう言って私の反省文を覗いてくる。 「見んな!あと、寄るな!!」 「何だよー…。ちょっとくらい…。」 「離れろっての!」 私は高橋を突き飛ばした。 ドンッ 「いてっ!!」 「はっきり言って、邪魔!!」 「はー…!ひっでぇ女。」 「そうですが何か?」 「ボソッ…さっきの方がよかったかも。」 「はい、そこ!聞こえてますから。ってか、忘れて!」 「やだよ♪桐島の泣き顔、超貴重!」 「うざい!!」 「超ー、可愛かったよ♪」 「…あんた、馬鹿にしてるでしょ。」 「うん♪」 「コロス。」 「きゃー♪」 「笑うなッ!!」 高橋と喋ってたせいで、時間内に反省文は終わりませんでした。
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