気持ちの異変

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「あーあ。放課後か…。」 「マリオが…。」 「何よ、またマリオー!?そう言ってこの前は結局、やらなかったんでしょ?」 「そうそう。どっか行こうぜってなって。桐島達に会ったんだよ。」 「残りたくないー…。」 はぁ…。 苛々してきた。 何で残りなのよー!! 長くて暗い廊下。 先が見えなくて不安になってくる。 「あ、咲季だ。」 「え?どこ?」 「嘘だよ。」 「うっざ。最悪、高橋。」 「桐島よかマシ。」 「はぁー!?」 あ…。 長い廊下の次は階段? どうなってんのよ、この学校。 「あ、咲季だー。」 「また!?もう、騙されない…」 「明日香?」 「咲季!」 「ふ。ダサいね、君ー♪」 「ホントうざい!どっか行け!」 「へいへい。」 高橋は笑いながら行ってしまった。 気味悪い。 「…明日香…。」 「へ?」 …咲季が元気ない。 何で!?
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