オレンジの月の夜、亡くなった祖母に会った

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その夜、美咲は友人の由香との約束があった。 美咲は由香と待ち合わせた最寄りの駅に向かう。 駅につくと、既に由香は待っていた。 「お待たせ〜」 「ったく、遅いよ〜」 由香はそんな事を言い、不貞腐れた顔をしている。 「ごめんごめん。今日、いろいろ合ってさ……」 美咲は今日、自分が車にぶつかりそうになっていたこと。 隣りにいたおばぁちゃんが、間一髪で助けてくれたこと。 そしておばぁちゃんが転んでしまい、頭を打ったこと。 色々な事を由香に話した。 「え?おばぁちゃん、大丈夫なの?」 心配そうに由香は言う。 「大丈夫そうだったし、明日また顔見に行こうと思ってるから大丈夫だよ!」 美咲はそう言って笑った。 「カラオケいこう!」 「うん。そうだね」 カラオケは前日から決まっていた事だった。 カラオケボックスに入り、2人は選曲をし始めた。普段なら盛り上がる系の曲ばかり、選んでいたがこの日の美咲は少し違っていた。 なぜか、暗い系、切ない系、別れ系ーーそんな曲ばかりを選んでいた。 「美咲、どうしたのよ?今日選んでる曲おかしくない??」 由香は美咲にそう言った。 「たまにはいーじゃん?こういうのも……」 美咲は笑ってみせた。 けれど、いつもと違って、カラオケ自体楽しめていなかった。 頭痛がする……。 あっとゆう間に2時間が経ち、美咲と由香はその部屋を出た。 「そろそろ、帰ろう!」

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