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また人生が戻ってしまった。短くも永い人生が、また幕を開けてしまった。
今が16の春なのだとしたら、私に残されているのはあと6年くらいだ。この6年を、私は一体どんな風に生きていけばいいのだろうか。
これまでの人生、どうにか運命を変えようと奔走したけれど、辿る結末はどれも形は違えど悲惨な物だった。
だからこそ、向かう先が残酷な未来だと分かりながらこの人生を歩んでいく自信なんて、ある筈がなかった。
私の心を埋め尽くしているのは、「この人生への恐怖」それだけだった。
震える腕を擦っていると、ノック音が部屋に短く響いた。
(ファンイルが戻って来たのかしら)
俯いていた顔を上げれば、開かれた扉の奥から現れた人物に息を呑んだ。
「目を醒ましたという報告があったから急いで来たの。嗚呼、ルナ…貴方の命が何ともなくて本当に良かったわ」
目尻に涙を浮かべながらベッドの傍に駆け寄って来た人物は、私の両手を握って嬉しそうに破顔した。

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