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「(小声) 侍従長はそこに居るか? 急ぎ助けてくれ。シーツを汚してしまった上に下半身が猛々しくて収まらん」
「(小声のつもり) 控えております……が、王子、それはまさかアレでございますか? 確認してもよろしいです?」
「おまっ、お前、そんな大声でっ! いや……お前になら……うむ」
頷いた王子は、真っ赤な顔で明後日の方を向いた。恭しくベッドの中の様子を窺う侍従長は、薄布の更に奥を覗いて微かに頬を赤く染めた。
弱小国サモスでは、第一王子が"男の生理現象"を体感した時点で『妃選び』の準備がスタートする。無論、王家存続ならびに王位継承の揺るぎない安定化のためだが、身分の序列はセンシティブ、各領地の貴族とその令嬢達は『妃選び』の開示と共に歪み合うのが慣例であったーーのだが、

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