まーちゃんのなつ

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もうすぐ幼稚園でプールが始まる。 「ドキドキ……」 「ママー。まーちゃんの水着ある?」 ママは去年、ひよこ組さんのときに着ていた水着を持ってきてくれた。 「うーん。おしりが……」 どうやら、まーちゃんは大きくなったみたい。 「もう、この水着はみーちゃん行きだね」 ママが言った。 ピッピサンダルは、みーちゃん行きにはできなかった。破れてしまい、今はかえるの「ピエルちゃん」に変身している。 そこでママは、新しいプリンセスのかわいい水着を買ってくれた。 「うれしい! やったー!」 でも、まーちゃんには心配なことがあった。 プールの前には、あの地獄のシャワーを浴びなければならないのだ。 パパが今日から、お風呂で特訓してくれることになった。 「まーちゃん、いくよー!」 まーちゃんは、ぎゅっと目をつぶる。 毎日毎日、練習を重ねた。 「よし、いける!」 そして、いよいよプールの日。 前のお友達から順番に、地獄のシャワーを浴びている。 みんな、まるで忍者の修行みたいだった。 『大丈夫。まーちゃんも毎日修行した!』 だから、大丈夫!! いよいよ、まーちゃんの番。 練習の成果が出た。 地獄のシャワーも無事クリア。 プールも、とっても楽しかった。 完璧だった。 ……はずだった。 ところが、 ない、ない、ない! まーちゃんのパンツがない! どこ? 探しても探しても見つからない。 先生も一緒に探してくれたけれど、とうとう見つからなかったので、お着替えの場所から別のパンツを持ってきてもらった。 そして、水着を脱ぐと、 「あっ!」 パンツ発見。 なんと、パンツを履いたままプールに入ってしまっていたのだ。 その日の洗濯物には、 かわいい水着と、 パンツが2枚。 仲良く並んで干されていた。

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