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本棚に追加まーちゃんのおねがいごと ~ワクワク~
ひーちゃんのところに赤ちゃんが生まれた。
「いいなあ。まーちゃんの家にも赤ちゃんが来ないかなあ。」まーちゃんはそう思っていた。
絵本で読んだ。赤ちゃんはパパからもらった種をママのおなかで育てて、それで赤ちゃんが生まれてくると書いてあった。
「ママー。まーちゃんの家に赤ちゃん来ないのー?」
「うん。赤ちゃんは神様からの贈り物だからね。お願いしてみようね。」
「まーちゃんもお願いする。」
その夜、まーちゃんはお願いをした。
「まーちゃんの家に赤ちゃんが来てくれますように。神様、お願いします。まーちゃんは大切にします。だから、お願いします。」
何度も何度もお願いした。
次の日。
「うさぎ組さん、集まってー。」担任のすず先生に呼ばれた。
「今日は、ひまわりの種を植えます。」
「土の中にそーっと入れて、やさしく土のお布団をかぶせてあげてくださいね。」
「はーい。」
まーちゃんは、ひまわりの種をじーっと見つめていた。
『これが種なんだ。』と思った。
「次にお水をあげてね。お水がないと枯れちゃうからね。」
「はーい。」
みんな、ぞうさんのじょうろを持ってきてお水をあげた。
しばらくして、ひまわりの芽が出た。
毎日お水をあげた。
でも先生が、
「あまりあげすぎるのもよくないから、1日1回か2回くらいかなあ。」と言っていた。
しばらくして、ママが教えてくれた。
「まーちゃん、ママのおなかに赤ちゃんができたの。」
「本当? やったー!」
まーちゃんはすごくうれしくて、一日中ぴょんぴょん跳ねていた。
すず先生にも教えてあげた。
「そうなの。よかったね。ママのお手伝いしてあげてね。」
「うん。分かった。」
家に帰ると、まーちゃんはママに聞いた。
「ママ、大丈夫? まーちゃん、お手伝いすることない?」
「ありがとう。でも大丈夫よ。」
そのとき、まーちゃんはひまわりのことを思い出した。
「あっ。そうだ、お水だ。」
「ママ、お水飲んで。」
「ママ、まだのどは乾いてないけど……。」
「でも、1日1回か2回は飲んでね。でも、飲みすぎてもだめだよ。」
「うん。分かった。」
パパが帰ってきた。
「パパ、おかえりー!」
「ただいま。」
「ママのおなかに赤ちゃんができたー。パパ、ありがとう。」
パパとママは顔を見合わせて笑った。
まーちゃんは思った。
『パパが種をママにあげてくれたからだね。』
だんだんママのおなかが大きくなってきた。
「楽しみだなぁー。」
「早く、会いたいです。」とまーちゃんは毎日おなかに話しかけた。
そして、とうとうその日がやってきた。
「オギャー、オギャー。」赤ちゃんが生まれた。
「かわいい。手も足も小さい。かわいい。」
まーちゃんは、ほっぺたを指でつんと触ってみた。やわらかかった。
「神様、まーちゃんの願いをかなえてくれて、ありがとうございます。これからは、みーちゃんを大切に守っていきます。」
みーちゃんがすやすや眠る顔を見ながら、まーちゃんはとてもうれしい気持ちになった。

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