導火線

あの日、私は親友を追いかけなかった。

東ズム

9分 (5,168文字)

  2  5

あらすじ

主人公のナリコは結婚式を控え、自分の半生を振り返っていた。 そして思い出す、親友『チエミ』。彼女はナリコを、八年に渡り憎んでいた。

目次 ・ 全1エピソード

8ページ

感想・レビュー1

最後まで引き込まれました

誰もがいつでも簡単に、当たり前に、訪れるファミレス。 そのテーブルを社会そのものとして表現され、 そこにナイフを突き付けるチエミ。 傷つけたいのは『ナリコ』ではなく、『ナリコ』を含めた社会そのもの。 与えられることもなく剥ぎ取られ続け、生身で社会に 立ち続けたチエミが初めて与えられたものが、 メイテイ様からの『ゴミ』という言葉。 きっと、それはチエミにとって初めて手にした、 社会と戦っていける武器だったのかと思います。 あの日、九官鳥を見て『可哀想』だと思っていたのは ナリコだけで、チエミはもしかしたら、どんな言葉であっても誰かに与えられた九官鳥を羨ましく思っていたとしたらと思うとやりきれない
ネタバレあり
1件1件

この作者の作品

その他情報

公開日2026/7/18

この作品を読んだ方は、こちらの作品も読んでいます

結果発表した公式コンテスト

もっと見る

お得に読めるエブリスタEXコース

書きたい気持ちに火がつくメディア

エブリスタ発の人気作品まとめ

5分で読める短編小説シリーズ