冬子

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「あっ、先輩」 署に入ると一人の警官が涼に駆け寄ってきた。 「山田。すまんな。」 涼が警官と話している。 どうやら涼の後輩みたいだ。 「引取りは?」 「まだです。義理のお姉さんなんですね。」 「ああ、縁は切られてるがな。ところで、何処のチームだ。」 「それがわからないんですよ。族車だったのは間違いないらしいんですけど、そちらは?」 山田巡査が聞く。 「妹達だ。会わせてやってくれ」 「わかりました。」 冬子達は遺体安置所に案内された。
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