暗闇の向こう側に

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涼と悟郎は車を降りて、現場となった寺に向って歩き始めた。 まだ、朝も早いせいか車もそれほど走ってない。 悟郎が言っていた通りに車からの目撃者は期待できないだろうと、密かに涼は心の中で考えていた。 涼たちが歩いている道の側には堀が流れていた。 城下町ではたいがいにして、堀のすぐ横に道路がつくられている。
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