夏休み突入

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「ちょっと、あんた!また変なこと考えてんでしょ?」 奈緒は僕の顔を踏みながら言った。 「いたっ…踏むな踏むな!よけい…ぶぐっ…」 僕はまた踏まれた。 今度は頬をかかとで踏まれた。 「…しゃいますん、みょう…言いません。」 僕はいろんな刺激に耐えながら言った。 「…顔赤いけど、…まぁいいか。」 顔が赤くなったのは、奈緒に踏まれたせいでもあるんだが…。 奈緒はそういい僕の頬から足をどけた。 僕は痛む頬を摩りながら立ち上がった。 「いて…。で、話は終わったの?」 僕は奈緒と晴香を見ながらいった。 「拓哉くんいないけど、三人で遊びません?」 晴香は、ちょっと恥ずかしそうに体を隠しながらそう言った。 僕は奈緒と晴香を改めて見てから言った。 「…二人がいいなら。」 僕は女の子とプールに来た事自体ないので、いきなりこの二人と遊べるなんて凄い事だった。 「私は全然いいですよ。…奈緒も一緒に遊びたいって言ってました。」 僕は奈緒をみた。 「な、なによ!ナンパ防止のためよ。別にあんたと遊びたい訳じゃないんだから。」 奈緒はそう言い、晴香を連れてプールに飛び込んだ。
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