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「…いけないいけない。」
僕は顔を触り触りながらら、奈緒と晴香の元へ戻った。
「雅くん遅かったですね?」
晴香がプールサイドに座りながら話し掛けてきた。
「うん、ちょっとね。」
僕は、親指と人差し指の間を少しあけながらいった。
「ところで、奈緒は?」
僕は奈緒を探した。
奈緒は一人でぷかぷかと浮かんでいた。
僕は奈緒に気付かれないよう近づいた。
そして、奈緒の顔に水を掛けた。
「お~い、一人で何してんだ?」
奈緒は少し噎せていた。
「ごほ、ごほ…ちょ…何すんのよ‥ごほ…」
僕は少しやり過ぎたと思った。
「…ごめん、大丈夫か??やり過ぎた…。」
僕は顔の前で手を合わせ謝った。
奈緒は何も反応しなかった。
僕はもう一度謝ろうとした。
「ごめ…‥ぶはっ」
今度は奈緒が水をかけてきた。
「謝るなら最初からやるな!馬鹿みやびっ!くらえ。」
奈緒はそう言い僕にかなり水をかけてきた。
「おいっ‥ぶっ…ちょ……あ゙ぁ…」
僕はすかさず逃げた。
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