第1章 ~始まり~

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『よぉ!慎吾!』 こいつは同じクラスの片岡 稜弥(かたおか りょうや)。 小学校より前からの幼なじみだ。 とてもいいやつで、俺の大親友だ。 運動神経もよくて、俺と同じバスケ部に所属している。 『悪いんだけどさ、またノート写させてくれ! 頼む!』 稜弥は人一倍部活で練習するので、授業中寝てしまう。 「しょうがないな~」 『サンキュー!』 そういって俺はいつもノートを見せてやってる。
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