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AM7:00
「んっ……」
俺は夢から目を覚まし。ベットから降りカーテンを開けると太陽の光が目に入った。
「まっ……眩しい」
だけど……太陽の光が気持ち好かった。
「よっし!」
俺は気合いを入れ。歯を磨き顔を洗い、服を着替え朝食を作ろうと思ったが……
「材料がない……」
冷蔵庫の中は空っぽだった。
「ハァ~……学校行くついでコンビニ寄ってパンでも買うか」
そう言って鞄を持って家から出て行った。
ひら、はら、と目の前を横切る花びらが眠気を誘発する。
「ふあ……ああああ………あぁ………」
藜堵は、桜並木で大欠伸を連発した。
うららかな春の陽気のせいで眠気が襲う。
それは、また春がめぐってきたからだ。
なにしろ、出会いと別れの季節だからだ。
小さいな街だから、出会いも別れも予定調和の範疇だったが、人間シチュエーションで限定されても、そのぶん自助努力で盛り上がろうとする生き物だった。
藜堵にとっては、はた迷惑といえよう。
俺は不意に思い出した。
「あっ、朝飯買うんだった」
学校に行く途中にコンビニがあったはずだ。
俺は歩いて2~3分のコンビニに入っていった。
「いらっしゃいませ~!!」
っと店員の声が聞こえた。
「さてと、さっさと買って学校に行くか……」
俺は適当にパンをカゴに入れて。レジに向かうとそこにいたのは。「……何でお前がいるんだ麗矢」
「見て解らないか?バイトさぁ」
「……お前、学校は?」
「今から行くさ。そのパンの代金は俺が払って置くからここで待っててくれ」
っと言い残し部屋の奥えと消えて行った。
「…………」
【一様説明しておこう。彼の名前は遠坂 麗矢。優秀な才能を不隠なことばっかり使う問題児だ】
俺は時計を見ると。あと5分しかない。
「麗矢の奴……遅すぎる……」
「すみません」
「ハイハイ」
すると、小学生みたいに身長が低い可愛らしい子供がやって来た。
「あの~遠坂は?」
「あぁ~彼なら裏口から出て行きましたよ」
(あのヤロ~………)
「そうですか、ありがとうございます。あと、君は誰?」
「名乗るほどでもないですよ☆」
「……そうですか」
俺はコンビニから猛ダッシュで走った。
「麗矢の奴捕まえたら一発殴ってやる」
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