歯車

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内装は今時のカジュアル系や、ウ゛ィンテージがずらっと並んでいる。 なかなかと品揃えもよく、俺のお気に入りの店だ。 「これ行くない?」 もうケンタは目星をつけているようだ。 その手にもっていたのはウ゛ィンテージのジーンズだった。 「それいいと思うな。」 俺が目を輝かせながら言った。 「ちょっと履いてみる。」そう言って試着室に入っていった。 何分もしないうちにでてきた。 「どう?」 不安そうなケンタ。 「いいと思うよ。似合ってる。」 「方法!?んじゃ買うかな。」 「買っちゃえ買っちゃえ。」 「うん。」 嬉しそうなケンタ。 元の服に着替え、早速そのジーンズを購入したようだ。 なんかお腹が空いてきた。「俺腹減った。」 お腹に手をあて、言った。 「俺も空いてきた。」 ケンタも同じだったらしい。 「そこのファーストフード店行かない?」 俺が誘った。 「いいよ。」 笑顔でケンタは応えてくれた。
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