七月の俺と君

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人間の暖かな感情、愛の思うまま俺は生きたいと願う。 次の日、朝食を取り5日間お世話になった犀霞の祖母にお礼を言い、また犀霞と電車に揺られ色々話した。 いっぱい笑って、いっぱい話して色々な所を見て。また電車に揺られ、斜め前に座る明らかにヅラのおじさんに笑ってしまった。 実は俺達、ハゲと言う単語に弱いんです。 楽しい時間が過ぎるのは早くて、もう帰る時間。 最後にぎゅっと抱きしめてキスしたら。 馬鹿って言われて、顔を真っ赤にした犀霞の顔が可愛くて今でも覚えている。 帰省車内で泣かないって決めたけど泣いてしまった。 なんか自分って本当に女々しい。会えなくなるわけじゃない。ただ少しまた離れるだけなのに寂しくて辛かった。 そう犀霞に言ったら同じと言われて。グッと涙を堪えて笑った。 そしてまた会う日を楽しみにして俺は胸を踊らせていた。
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