パラレルパラソル

理由

理由がわからないとゆうのは僕が彼女にフラレたとき、彼女は別れたい理由は話さなかった。

『ごめんなさい。
別れてください。』

彼女はこの言葉を最後にちがう学校に編入したので会うこともなかった。

『編入して離れるのが嫌だったんじゃないのか？』

と英規は当時言ったが彼女は僕に告白する前から編入することは決まっていたと話していたのでそれは理由じゃないだろうとなり、結局僕の態度とか彼女へのあたり方が正しくなかったなど、自分で勝手に理由をつけて納得していた。

当時はもちろん気になったが、すっかり納得して忘れていたその「理由」というのが今になって気になりだしたのだ。

もしかして何か別れなくちゃいけない理由があったかもしれない。
親に別れてくれと言われただとか…
でももしそれならなぜ親は別れてほしかったのだろうか？

『ごめんなさ～い！待ちましたか？』

『いや、俺も今来たとこだよ。』

『よかった！じゃあ行きましょうか？』