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カーリーは身のこなし軽く逃げ回る僕に、諦めないで手を伸ばす。
まずソファーから逃げ出した僕はそのまま壁伝いに逃げ、伸びる浅黒い手をかわし、そのままカーリーを羽交い絞めに…あぁ!何やってんだ僕は!!
「離して!貴方はきっときっと…」
『精霊…だよね』
その時、部屋に居ないはずの第三者の声が僕の背中から聞こえてきた。
はっと振り返ると、
そのタイミングで軽くスカーフを奪われてしまった。
そこにいた精霊によって。
「こんにちわ。同類。今日はいい天気だね」
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