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ヨはしばらく立ち尽くし、考えた後、悪魔的な損得感によって行動した。
都合が悪くなったので消えることにしたのである。
ピは一分たってもヨが帰ってこないことから、絶望感でいっぱいになっていた。
会食の席では、グリコたちが限りある人体を食い尽くして、舌なめずり、こちらを睨んでいる。
ピは自ら立ち上がり念じた。
グリコは間もなく帰ってしまうであろう、なんとしてもその前に、パを連れ出さねばならない。
このままでは、この日のために地球まで赴き、人体を収集した意味が無くなってしまう。
宇宙統率保全連合・統率長ファに無理を言ったこともあり、この儀式いかんで、悪魔界の命運が決まる。
ピは瞬時に黒いマントに包まれ、その場から静かに消え去った。
冷感室の前に超重力の力を使ってテレポートをすると、ピはまたも、絶望に襲われた。
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