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葵
畜生…
次に目に覚めた場所は保健室だった
薬の匂い…一応 言えることは
葵
生きてる
安心でねてしまった
*****************
『力を集めては…』
また…この夢
『奇跡の…』
…あれ? いつもと違…う
『奇跡の燭…守って』
ともし、び…守る?
『想像の姫君』
そう…像の姫ぎみ…?
『災いが巻き起…る…に』
災い…? 貴方は私に何をさせよいとしてるの?
『姫君…後は彼に』
彼? …って
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?
葵?!
呼んでる…
誰?… 体が起きろって言ってる?
朝倉
大丈夫?
葵
…あれ? 朝倉じゃん
かなり弱々しい声で言った気がした
中野
もう放課後だよ? 平気なのか…って50メートルある場所から転がって言うセリフでもないよね
二人は心配してくれていた
心配するなら…蹴りいれるなよ
この生活いつまで続くんだろ…と思ったが案外すぐ終わった
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坂道で事は起きた
私達は楽しく会話に勤しんでいた
朝倉
…でさぁ あいつったらね
中野
…おい…何だよ ありゃ
中野が異変に気付く
葵
…街が 燃えてる
街で爆発が起きている
私達の家には被害がない位置ではあったが…
『彼に…』
葵
声!?…あの爆発のあるほうから…くっ
私は意味もわからず燃えゆく街目掛け走り出す
中野
葵! 待てよ
葵
ごめん! 私、行かなきゃ
それが私が彼等に言った最後の言葉だった
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