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葵
はっ はあっ はぁ
私は何をしているのだろう
葵
ぐっ ふぅ はぁ
何を頑張ってるのだろう
葵
くそぅ 保って、私の心臓
今までにないくらい走れた
しぬかもしれないのに…
私はなんのために
葵
私は…
ドゴォン
真後ろの道が爆発した
私は吹っ飛び転がる
炎の中に人影が見える
葵
…いつっ…
足が焼けている…
人影は形は人だったが姿は…
葵
お、に?
仮面をしていたが人ではないことははっきりしていた
そしてその手に見える剣も
葵
私…死ぬの… ?
?
死なないさ 想像の姫君
後ろから声がする
葵
…だ、れ?
包帯…それにコート…誰だろう
オーガ
…今はオーガ、とだけ言いましょう…
葵
オーガ…?
オーガ
姫君、ここは一旦退きますよ
目をつぶって…
私はオーガに抱き抱えられ 状況が把握できないまま 地球とおさらばしてしまった…
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