定め

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? 姫君…きて 下…い 葵 んっ …誰? オーガ 姫君起きて 下さい 出発しますよ 葵 …オーガ …ってことは 葵は勢いよく起き上がる 葵 こ、こは? 葵が観たのは 今迄自分の住んだ街でもなく、燃えた街でもない 緑の綺麗な森だった オーガ ヒトガタが移動の寸前で攻撃したみたいで…面目ない 葵 ヒトガタ? そうだ!街は、私の街は? 葵は身を乗り出して言う オーガ 街は多分平気です。あの国との干渉した時間は30分もなかったので 大丈夫だろうと… 加えてヒトガタは鬼のような形相の召喚獣です、姫を狙っていたことから私達の敵であることは違いないでしょう わざわざ長い文で説明してくれた…だけど…すぐに理解することはできなかった 葵 …… オーガ でも大丈夫です 私が貴女を護ります そのためにも、私の国に来てほしいのです オーガは必死に説明してくれた 必死に… 森は綺麗なものだった 川があり、鳥の囀りが聞こえ、緑が映えていた ただ一つ 私の精神状態が普通ではないと判断するものがあった…それは 葵 …なに…この以上なまでの地球外生命体は… 動物だった…とにかくキメラに近いタイプの オーガが言うにはこれが基本形らしい…地球外と言っても ホントに地球外なんだけどね …って…地球外なの?ここ 葵 オーガ、今からどこに行くの? 私はオーガの後をついていきながら聞く オーガ …王国です(説明したような…天然なのか?) そしてそこで貴女を保護します 葵 保護? なんで? オーガ …貴女は姫君だからです 姫は守らねば 葵 オーガ… 葵は立ち止まりオーガを呼ぶ
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