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それからというもの、僕の週末は彼女のものになった。
彼女はときどき化粧をしている。
ピンクの口紅は彼女の肌によく似合っていて可愛らしくて、僕はすぐになついた。
彼女は自分のことを多く語らなかったし、僕も彼女のことを無理に詮索したりはしなかった。
「お姉ちゃーん!!」
「お、きたなぁー明君」
彼女はいつも同じ笑顔で僕を迎える。
少しずつ彼女が痩せていいく以外、当たり前の習慣。
夏が終わって秋が来て、気付いた頃には冬がきた。
突然
彼女がいなくなった
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