538人が本棚に入れています
本棚に追加
男「この携帯の持ち主は預かった。助けたければ1時間後運命を知りし場所にフェニックスを持ち1人で来い!もし断れば持ち主は殺す」
答える前に電話は切れた…
光希はフェニックスを持ち家を飛び出し全力で走った。仲間の無事を祈りながら…
汗まみれで指定された廊下に着くと闇から声が響く…
誘「よく来たな。飛羽光希…」
光希は出来る限り冷静に尋ねた…
光希「何故無関係の伊原さんを誘拐した?」
誘「は?決まってるだろ?お前を誘いだすためには親しい友人を誘拐した方が確実に来るからな。こいつで少し楽しませてもらったし殺す前にくれてやる」
ぐったりした状態の美希を投げ付け光希は見事キャッチする
光希「大丈夫か?伊原さん?」
伊原「と、飛羽君…逃げて…罠よ」
光希は黙って怪我を確認して軽く殴られただけと判断し美希を背負いエレベーターに乗せ逃げるように言いさらにすべて話すことを伝えて逃がしたのだった…
光希は黙って誘拐犯を睨み付け怒りによる震えを抑えて話し始めた…
光希「よくも伊原さんを巻き込んでくれたな」
誘「ふん。そう思うならお前が死ねば巻き込まずにすむぜ?」
光希「最初は話し合ってお互い争わないようにするつもりだった…」
誘「甘いな」
光希「ああ。お前を叩きのめしてオレは帰る。もちろん警察に連れて行ったらな」
誘「やれるもんならやってみな。こっちは殺す気でいくぜ!」
無人の学校で銃撃戦が始まり銃声をそれぞれ別の場所で聞いた人物が2人いた…
最初のコメントを投稿しよう!