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それでも着く事はない
息切れするカラダ
心は求めても応じる事の出来ないカラダ
頭上を仰ぎ今迄向っていた方へ背を向けて帰路へと
やがて着く見慣れた場所、見慣れたスコープ見慣れた景色
そして…スコープを覗く、もう一人の僕
もう一人の僕は言う
「切ないか?」と
僕は答える
『あぁ、届かない』と
「夢は…明るくもするけど、切ないものでもある…」
僕の口から零れ落ちた力ないコトノハ
やがて僕は気怠いカラダへ
未だ蠢く切なさを振り切り
いつも通う道を歩き始めた…
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