《神さんの手》

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今お婆ちゃんのお墓にいる。 「お婆ちゃん、おはよう!会いにきたよ☆」 身寄りのなかった、お婆ちゃん。家族同然だった私の家は、市役所に掛け合いお婆ちゃんの遺骨を引き取った。 私は週に一回はお婆ちゃんに会いにきてお墓掃除をするのが日課。 しばらく、お婆ちゃんに向って話をして 「じゃあ、お婆ちゃん。また来るね☆」 このとき私は必ずすることがある。 それはお墓に触る事。 お婆ちゃんが好きにしてくれた…好きだって言ってくれた 《神さんの手》で。 FIN
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