第2章~過ち~

2/16
606人が本棚に入れています
本棚に追加
/291ページ
私たちは駅前の居酒屋にいる。 ライブが終わると、いつもこのお店で打ち上げをしているのだそうだ。 ヒロは当然の事、他のメンバーとお手伝いさん?の人達も一緒だ。 そこに私も参加させてもらっている… と言うわけで、店内はものすごくにぎやかだ。 「ヒロって、ギター弾いてると別人みたいだね」 「そう?どんな風に見えた?」 「なんか…クールって感じ!」 「クール…じゃあ普段は??」 「そうだね~…頼りになるって言うか、お父さんみたいな!」 「なんだよそれ…俺はおっさんか!」 ヒロは私の頭を小突く。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!