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「ユリさん…なんか嬉しそうだったね…」
「まぁ…何考えてるかはよくわかんないけど…うらやましい性格だよ」
あいつもつらかった事があったはずなのに…
それにしてもあの賑やかさはいったいどこから来るのやら…
「あ、そうだ。ヒロにこれ渡そうと思って…」
「何?」
アヤがバッグの中から何やら取り出す。
「クリスマスプレゼント。明日は会えないかもしれないし…」
そう言って俺にくれたのは、なんとも暖かそうな帽子だった。
「ヒロって帽子かぶってるところ見た事ないけど、きっと似合うと思うんだ」
「…ありがとう」
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