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リカちゃん
ある女性が公衆便所を利用した時のことだ｡
彼女がふと足下を見ると､そこにリカちゃんが転がっていた｡
─なんでこんな所にリカちゃんがあるのだろう?誰かが捨てたのかな?─
人形が可哀想に思えた彼女は､それを何気なく手に取り･･･
･･･思わずギョッとした
なんと､そのリカちゃん人形には､足が３本も生えていたのだ｡
３本目の足は脇腹あたりから生えており､不気味な茶褐色である｡
彼女は思わず人形を床に投げ捨てた｡
するとその人形は､あのリカちゃん電話でお馴染みの声で､彼女に向かって喋り出したのだ｡
"わたしリカちゃん｡でも､呪われてるの…呪われてるの…呪われてるの…"
彼女は恐ろしくなり､その場から走って逃げ出した｡
ところが逃げても逃げても､彼女の耳からはあの人形の声が消えない｡
まるで耳元で囁き続けるかのように､その声は何日経っても聞こえるのだ｡
これに耐えきれなくなった彼女は､ついには発狂してしまい自分の鼓膜を突き破ったという…
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