『君と涙と夜』

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『君と涙と夜』

1. 明かりも付けないで 暗闇に溶けた君は ただひざを抱きしめて 哀しみに泣いてるの? 渇いてしまった街で 希望とはぐれてしまう そんなことはもう ありふれているけれど 「しょうがない」って蹴飛ばせない 真っ直ぐな君だから 誰も見てないその部屋にいたら 溢れてしまうんだね ※ カーテン広げ窓を放てば ほら透明な夜が 柔らかい風で 慰めてくれる 見上ると星空 2. 夜がこんなにも暗いのは 涙を隠す為 夜がこんなにも静かなのは 自分を見詰める為 「しょせん夢」って大人なトゲで 傷ついてしまっても 君は君が描いている景色を 塗り替えなくてもいい ※ サンダルつっかけドアを開ければ 誰もいない夜道 心澄ませて 歩いてみよう 月が照らす足元 3. 忙しなく動くこの世界で 擦り減ってしまったら 立ち止まって休んでいいんだよ もう泣かないでいいよ ※ 腫らした眼で見るいつもの夜は いつもより綺麗だろう それは君が 君自身を 好きになれた証拠 ※ カーテン広げ窓を放てば ほら透明な夜が 涙の理由を 優しく包む 見上げると星空 月は照らす君の頬
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