リオンとリオーネ

10/10
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
「…陛下、宜しかったのですか?お二方に本来の目的を仰らずに…」 「リオンは薄々気付いている様だったが…。…気にするな、ガスト。もうすでに全てが動き始めている。…運命の輪は廻り出した…もう誰にも止める事は…出来ないのだよ…」 リオンとリオーネが去った王の間、静かなその広間で、フィルアンレスはガストとそんな会話をしながら、静かに目を伏せた。 そして翌日、リオンとリオーネはフィルアンレスに挨拶を済ませ、隣国ピオーナに向け旅立った。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!