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ラムネの目の前には広大な草原が広がっていた。
ここ最近平和なため、青空が広がり緑は青々としている。
空気はうまいし、のどかな所だ、とラムネは外に出る度に思っていた。
そんな情景に一瞬睡魔が襲い掛かるも、ふわぁと欠伸をするだけ。
そうなるのも仕方がないかもしれない。
……油断をしていると後ろから攻撃された。
不意な攻撃にウッと前に倒されそうになりそうだったが、体勢を持ち直し、ラムネは後ろを振り向く。
そこには最弱軟体生物スライムがぷるぷるのてーんとばかりに動いている。
ラムネは動きにかなりムカついたので、即刻斬り付けた。そしてスライムはあっさりやられ、塵となって消えていく。
ファス村付近はこんな雑魚ばかりだ。しかし、本当に油断をしていると死ぬ。あのスライム相手でも。
それはさておいて、ラムネは草原をすたすたと進んでいく。
昼なのにコウモリが飛んでいたが魔物なので関係ない。昼でも飛んでいる物は飛んでいる。
急いではいないが戦うのは面倒臭いので、
襲ってきた奴は倒す。
素通りする奴は無視。
といった様に先に進む。
しかし、襲う魔物が多いので、ラムネはさすがにだいぶ疲れてきていた。
空は暗くなってきた上に疲れたし、ダルい。
などとラムネは思い、近くの川で休む事にした。
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